You've got another think coming

建設会社の総合サポート屋の考える事

師匠と先輩の話は歳を取るたび効いてくる話。

「親の意見とナスビの花は千にひとつの無駄がない」、「親の意見と冷酒は後から効いてくる」なんて名言は知ってはいるけどどこか無視してた。なんか親の意見の言いなりなんかになるのは単に嫌だとかカッコ悪いとかの厨二病でロック好きのよくわからない反骨心からだ。

師匠や先輩方は昔はパワハラなんて言葉も概念も無いから、荒っぽい言葉も建設業は飛び交っていたし、怒られたことも沢山ある。だけど不快に思うことは少なかったような気はする。時には理不尽すぎることもあって口答えしたこともあるけど、意外と反発すると素直に話し聞いてくれたりと厳しさと理不尽と優しさのミックスで仕事を教えてもらってきた。

自分も経営者になり、段々と年下の人達が業界にも増えてきた。歳をとると昔は師匠達に言われてた理不尽や言いがかりなんて思ってた事が意外と真理を突いてたのかなと思う事が増えてきた。

「会社とか人に預けられた車を汚くしてるやつは現場も汚い」、「一度でも問題から逃げた奴は逃げ癖ついて使い物にならない」などなど。文字にしてみると名言風なものだけピックアップした。あとの語録はパワハラ全開か下ネタ全開の2択だからだ。

自分も若い子をみると確かに会社に預けられた車が汚いと現場や書類等に関しても仕上げが悪かったり、整理できずに終わるパターン、難しいことがあるとアドバイスを求めるのではなく、他者にお願いしたり逃げるのは本当に成長しないなと思う。なかなか師匠達も鋭いところを見てたんだなと気づく。

今でも師匠や先輩達の言葉は覚えてるし、身について同じ事してるなと思う。令和の今は流石にパワハラしないけれど、本質的な物は何も変わらないんだなとつくづく思う。だからバージョンを変え、内容も時代に合わせ自分の教えてもらったことを次世代に引き継いで行くことは大事なんだと思う。

この間久しぶりに快気祝いということで師匠とご飯に行った。2時間以上怒られたり、考え方について講義になった。でも嫌な気はしなかった。この年になってもちゃんと思って真剣に話しをしてくれる人がいて良かったと感謝した。

でも焼肉を堪能してビールで酔った僕は話半分くらいしか聞けてませでした。

ああ、また実践できてないと怒られる。