You've got another think coming

建設会社の総合サポート屋の考える事

マウント取る人取られる人を考えた。

「他人よりも優位でありたい」「こんなことも分からないのか」「こうやった方が早く終わるし利益も出るのに」等々。そんな気持ちからなのかマウントを取る人はスタートラインに立つのだろうと思う。自分の方が優れているアピールを本人はオブラートして言ってるつもりが大概はオブラートは破れていて、言いっぱなしで満足する。

こんな経験は多かれ少なかれ全員あるのではないだろうか。相手にマウントを取られことは気分のいいものではないけれど、一定数として存在しているのだからうまく付き合うや回避する方法を考えないといけない。

そもそもとしてマウントを取る側は自分の優位性を相手や周囲に示す事で相手に馬乗りになる事。格闘技でも馬乗りになる事はマウントポジションといって圧倒的に相手より優位なポジショニングとなる。格闘技みたいに思いっきり馬乗りされて明らかに自慢やアピールをしてくれるとまだ、取られ側も対処しやすいけれど、最近のマウントは「遠回しにさりげなく嫌味たっぷり」パターンが多いように感じられる。

マウントを取る心理は様々な要因があると思うけれど、大体は後天的な影響が多いのではないだろうか。親の教育や、経済力、学歴、社会的地位などをミックスして価値観が生まれ、マウント取る土壌が出来上がってくるのだろう。周囲との競争や軋轢を乗り越えてきた競争原理に起因している気がしてならない。

遠回しにさりげないマウントを取られる側としては受け流そうとしていても、メンタルが削られることが多くなるだろう。それは何故かと考えてみると、ただの自慢話なんかには対応できるとは思うけど、ポイントとしてはオブラートに包んでマウントをとる「ちいさい悪意やズル賢さ」が問題なんだろうと思う。

悪意やズルさにどう対応していくかをマウント取られる側としては考えていかなければならない。第一前提としてマウントを取る側は「悪意もズル賢さも認識せずにマウントを取る性質」が多い事。自然体での行為なので言う言葉には悪意はあれど真意としては思い付きで言ってるだけなのだ。

具体的な対策としては受け流すことが基本としつつも学歴、収入、社会的地位などの話題に乗らない。その話題が来たらマウント攻撃来ると身構えておくなどが有効かもしれない。

じゃあ僕がどうしているのかと言うとマウント取られパターンでは仕事の時が大体なのでマウントワードが発射されたときはズバリ「オウム返し」で対抗している。マウントをとる問題点なんかについては「では〇〇さんならどういう対処します?」、「どういふうに進めていけば良いかアドバイスください」等々。

マウント取りおじさんはオウム返しされると思い付きで最適解を言っていることが多いので意外と答えに詰まったりすることが多い。

只、マウントを取る人はたしかに言うだけあって競争を勝ち抜いてきたこともあり、優秀な人も多いのも事実なのだ。

最初は答えに詰まるけど、あとから最適なアドバイスをもらったことも多い。

最近では不機嫌ハラスメントなる言葉もあって会社の上司としては嫌われるらしい。逆にマウントを取られやすい人の特徴は不機嫌ではないので、社内の情報や質問、仕事が大量に集まる。そのタスクを処理していくのにも膨大な時間がかかる上にマウントされた日には疲弊するのは当然だし、そんな事になっているとは会社も思っていなくて、突然の退職なんかにも繋がっていくだろう。

マウント取る側は情報が入ってこないのでそんな事態としては知らずに軽口してしまう、取られる側はこんなにやっててなんで上からそんな事言われなきゃならないと我慢できなくなる。

お互いに補完すると良い関係になれる要素があるだけに本当に勿体ない。マウント行為には制限をかけて防御態勢もとりつつ、マウント事案には参加して考えてもらう事を繰り返す事で、お互いに行動変容していくのが円滑な人間関係を構築していける鍵なのかと僕は思う。なかなか上手く行動を変えれないけれどもさ少しづつはね。