You've got another think coming

建設会社の総合サポート屋の考える事

鬼滅の刃を見て、一般ウケするものへの抵抗について考えた。

昔からの傾向でもあり、老害まっしぐらな最近では益々、一般ウケしているものに対して、抵抗してしまう。

俺は男だしとか昭和生まれ的な要素なのか、流行しているものに乗っかるのはとかく好きじゃなくて抵抗してきた感はあった。

焼肉でもどう考えてもタレで食べた方が美味しい部位であっても、塩で食べる的な。

そんなことでマウントを取るわけでも、取れるわけでもなく意味もなく勝手に自分でガードを固めて、厨二病的な自我を保っていた。

 

ふと、そんなに流行っているならとアマプラで鬼滅の刃を見始めた。

最初は構えて、「ガンダムを超えるアニメなど存在しないのだ」と呟きながら見ていたが、ドンドンのめりこみ一気に見てしまった。

「ヤベェ面白ぇ」と語彙力ゼロの感想しかなかった。

副産物的に起きた気持ちが、「流行るのはわかる。一般ウケする事は悪い事じゃ無い」。

じゃあ何故に見てもいないものに、抵抗を感じたりしてのかと言うと、なんでも鬼滅の刃に乗っかった商品がビッチ的に乱発したり、急に鬼滅の刃推しの人が現れて、見たことないなんて人生半分損してるくらいの勢いで言われるのに嫌悪感を抱いていただけなのかも。

流行るものは、やっぱり勢いがあるので面白い。感染力も伝播量も加速度的に多いので、派生する事も考えると、とてつもないエネルギーがやっぱりあると思う。

それに触れないでおくことや、古いものに拘る事は悪くはないけど、確かに損してる部分はある。

食べ物の例では無いけれど、出されたものは好き嫌いせず食べて、それでも苦手なものは克服する事は難しいので、代替品なり違うもので対応するなりすれば良い。

頭から流行りに乗りたくないなんて、あやふやに拒絶するのは勿体ない。

「過去があるから今があるし、今があるから過去もある」となんかの本で読んだような、読まないような、曖昧な記憶の中で、思い出したこの言葉に老害まっしぐらなんだから新しいものに触れて、頭のアンテナ錆びないようにしようと誓った。