You've got another think coming

建設会社の総合サポート屋の考える事

思い出はコロナの中に。

 第2波なのか第3波なのかわからないけどコロナは猛威から脅威になりつつある。

 特に飲食業、観光業においてはとてつもないダメージとなりつつある。

幸いにも建設業は今のところダメージ的には他の業種に比べて少ない印象はある。

 漠然と怖いのはこれからどんなダメージや被害が派生していくのがイマイチみんなイメージできないところなのではないのだろうか。

 人の動きが無くなると厳しい業種は想像できたけど、イベントなどの人が集まる事ができない事による弊害がこんなに甚大だとは思わなかった。

 一生に一度しかないイベントでもある、卒業式や成人式なんかも中止になるのは非常に切ないなと思う。

 先日、地元の観光地で親子3人組がカメラマンと写真撮影をしていた。娘さんは恐らく成人式用に用意していたのであろう振袖でニコニコとロケーションの良い場所でカメラマンの要求通りでポーズをとりながら撮影している。親子の様子をなんとなく見ていると何とも言えず複雑な表情に見えた時に、この娘の二十歳の思い出はコロナで上書きされるのだと思うと傍観者である僕ですらなんとも切なくなった。僕の成人式も友達と居酒屋に行ったくらいしか思いつかないけど、女の子は少し意味合いの重さが違うように感じる。

 例えばハンコなどの無駄な部分が多い事に関しては急速に変化や選択制になっていくのだろうと思うけど、伝統的な事や一生の思い出になるものにはコロナと共存できる方法が見つかると良いなと思う。

 12月なのにこんなに静かで不穏な年末を過ごしていく事になるとは考えもしなかったし、人と会えたり、自由に行動できることが尊いものだとは思わなかったし、「幸せは失って初めて理解する」ってのは誰かが言ってたけど、物凄くあやふやなバランスの上に当たり前が存在していたことを認識した、思い出になりそうな令和2年だった。

 令和2年は綺麗なお姉さんのインスタ見てひとりでニヤニヤしてたけど、令和3年は気を付けながらでも、お酒飲んで、バカ話できる環境になって欲しい。