You've got another think coming

建設会社の総合サポート屋の考える事

新規事業を開始しよう。

今月で緊急事態宣言も緩和されてきていて、少しはコロナ禍の中にも光明が見えてきたのかなと思う。ただ各業界の職種次第ではかなり苦労していたり、倒産や業態転換含めて、経営者は頭を悩ませている。建設業においてはそんなにコロナによるダメージは無くて、人材、後継者不足などが業界での問題になっている。そんな中で僕の経営するユナイテッド㈱では各書類の代行や現場作業のサポートをメインに行っている。おかげさまで赤字になることもなく、たまにブログ見ましたや、ホームページで知りましたなんて嬉しい誤算もありつつ、楽しく営業させてもらっている。

 

そんなコロナ禍の現在で新規事業を始めることにしたかと言うと、元々は土木関係メインで仕事していく中でインフラ整備の点検に携わることがあり、予想以上に橋、トンネルなど様々な道路に関する構造物がボロボロ。それを見ていて点検、保守だけではなく、インフラ補修系の工事をしたいと思い始めた事がキッカケ。インフラ整備による使命感的なものはある。土木工事していく中で、構造物や道路をずっと作ってきたのだし、作ったものが壊れていくより、補修して長寿命化したほうがずっと住民や地域財政においても有益だろう。勿論、仕事のやりがいと経営していく中での利益と将来性は何とか確保していけるだろうと見込んでいる。

 

今年に入り色々と準備しているが、営業は得意ではなくて、むしろ苦痛に感じていたほうだったが、昔の人脈含めて営業に行くと、こんな時期なのに暖かい対応してもらえたり、新しい出会いなんかもあり、リモートも便利だけど、人に会うのが久々に面白かった。あとは事務所やら機材やら云々ってのが現在である。

 

インフラ点検、補修の分野はAIや各工法が盛んに開発されていて、ドローンによる点検、AIによる診断(ヒビミッケなど)、長寿命化に関する技術革新と文献で勉強しているけれど、なかなかにそのスピードは凄まじい。それでも基礎となる部分に関しては根本が変わらない部分も多くて、今までの経験値貯金を切り崩しながら新しい事を詰め込むイメージでいる。

 

起業した時も思ってたけれど、まあ何をするにもお金がかかるわけで、「マジ」、「そんなに」などの独り言がついつい出てしまう。新しい事を始めるにはリスクは付き物だけど、お金と同じくらい心配しているのが、職人さんを集める事。人事は前職でもすごく苦労していた部分でいろいろな意味で大変で、ハゲそうになるくらいいろいろと悩み事が増えるだろう。

 

コロナ禍で暗いニュースが流れまくる今になんでリスクのある事をするのかと言われば、リスクと投資は違うし、余力のあるうちにあたらしい事を始めないと、ジリ貧になると思うから。建設業界は同じことをしている会社がすごく多くて、頭の固い会社とドンドンあたらしい事を取り入れてる会社の二極化してきている、どちちらの社長さんに会っても言い分は勿論正しい。だけど新しい事に挑戦している会社の社長さんのほうが、僕には魅力的であり感銘を受けたのだった。

 

「恍惚と不安。二つ我にあり」と前田日明は言ったけど、不安含めて7つぐらい我にある現状であるけれど、こんな時だからこそ、スピード感のある行動で楽しく新しい事に挑戦したい。