You've got another think coming

建設会社の総合サポート屋の考える事

他人を大切にするには自分をもっと大切にしないといけない話。

社会生活を通常に営んでいると、仙人クラスならまだしも一般人はどうしても他人と付き合っていかなければならい。他人と言うと何か引っかかるものがあれど、本質的には奥さんであれ、尊敬する上司であれ、同僚であれ他人である。他人と関わることで生活する事ができるし、経営者なら他人と協力する事で会社を経営し、商売をする。勿論、経営者だって個人であれ、人生を進めていく事は、大勢の他人と共存していく事になる。

小さい頃に親によく言われた、「人様に迷惑をかけるんじゃない」、「みんなに親切に仲良くしなさい」等々を頭に刷り込まれるほど聞かされていると思う。他人に迷惑をかけないの大前提としても、みんなに親切にや仲良くしていく事にはちょっとしたコツがいる事に最近ふと気づいた。

「自分を大切にしていないと他人を大切にできない」

大切を尊重に置き換えても良いかと思う。とにかく自分に余裕がないと、人間としての器云々の前に他人を大切にしたり、尊重する事が難しくなっていくのだ。初対面の人にいきなりフレンドリーに接する事ができる人もいれば、できない人もいる。自分に余裕があれば他人に不快な事や変な印象を与えることもないし、話しかけやすいオーラを発しているだけでも関係としては良くなっていくはず。その事をきっかけとして、人間関係が構築されたり、また違う世界を見せて貰えることもあるだろう。

自分を大切にする事でのメリットについて書いてきたけれど、ここからは本当のメリットの話。

自分大切にすると言うことは、心に余裕ができたら、他人を尊重できる面もあるけれど、ほぼ人間生活を送る上でみんなが思っている病がある。

「他人に嫌われたくない病」

この病にみんな悩まさせれるから、社会生活を営む上で人間関係に苦しむ。

何か頼まれて自分も手が離せない状況なのに、嫌われたくないから引き受けて、苦しむ。苦しんでるのに相手は平然としていて、こんなにしてやってるのにと他人を恨む。損をしたと言う感情をずっと引きずりながら関係を続けていくといずれ、自分自身にも支障が出るようになる。

「自分を犠牲にしてまで他人に合わせる必要はないのだ」

例えば、仕事を頼まれても、自分の状況を説明して断るなり、無理しない範囲で手伝える事を提案するなどで自分が損したと感じないラインを設定する。過度な嫌われたくないからの思いで、安請け合いをして、クオリティの低い物を作り、さらにクレームが来るなんて事もある。お互いにとって利益も生まれない悪循環を招くだけだ。

自分に優しくすると心に余裕が出来たり、自信を持てることで、人間関係の在り方や関わり方も変わるだろう、余裕や自信がないと他人にとりいってしまったり、他人をありのままに見る事が出来ないし、失敗や欠点ある他人にも優しくすることができない。なんでも安請け合いすることで利用しようとする他人もドンドン現れて余計に不快な思いをしていく事になるだろう。

他人と豊かな人間関係を構築することで自分自身の人生も豊かにしていく事は他人への思いやりや愛情がないとできないのだ。自分に優しく接することで他人に優しくできて、その関係性から過度な緊張もほぐれて、良い関係を持てるだろう。無益に他人と関わり、自己犠牲の上に成り立つ関係性を改めていく。過去の自分を反省し、現在状況や葛藤をちゃんと他人に伝えて理解することが肝要ではないかと思う。

自分に優しくすることで、心に余裕があると他人に自然と優しくなれるし、余裕のなさから正義感満載の発言や自分ばかりの不快感も抑えられるだろう。

僕も自分に優しくしようと、ご褒美でも買うかなと思ったけれど、優しくするのと自分を甘やかすのは違うのではと思い始めて自己反省している。