You've got another think coming

建設会社の総合サポート屋の考える事

怒りのピークは6秒で収まるのは本当なのか考えてみた。

最近はそうでも無くなったけど、老害まっしぐらの僕は異常なほどに怒りっぽい時期があって本当に悩んでいた事がある。ネットでいろいろ調べて、アンガーマネジメントの本を読む事もあった。そんな中で「怒りのピークは6秒」って記事をみつけた。どういうことかと言うと、怒りが沸点に達しても6秒我慢すると、大概の怒りは収まるって理論らしい。なるほどこれは簡単と実践に移すと少々の怒りは納めることはたしかに可能そうではあった。

「人間は考える葦である」と誰かが言った様に何かを学ぶと、人は限界を試したくなる。過去の超ご立腹案件を思い出し、6秒で怒りを納めれるのか試そうかと思ったけれど、良く考えると、10年以上も前の案件でも未だに腹立たしい物が収まるハズもなく、昨日の事のように激怒できる自信はある。なぜに6秒ルールで怒りが収まらないかと考えると「怒りの種類が違う」と気づいた。目的の達成や相手の事を思っているのになどの気持ちや行動が阻害されると、不安や辛さ、悲しみなどネガティブな感情に支配されることになる。一時的な感情が蓄積されると、怒りという形で感情を爆発させることで自己防衛を図るシステムが脳内作動する事になる。怒りをコントロールするには一時感情をいかに小さいうちに発散させるかにかかってくるのではと思う。

怒りをコントロールすると言う事は仕事をしていく上で、非常に有意義な側面や恩恵があるわけで、「生産性の向上」「不当なパワハラの予防措置」などの様々な形で良い方向に導いてくれるのは間違いない。

どうやって怒りと向き合い、付き合っていくかと考えると、「~の方が正しい」「~した方がいいのに」「こんなにしてあげてるのに」などの感情を抑えることが、重要になってくる。「ダメな物はダメで仕方ない」、「そんな考え方もあるのか」と転換できると怒りとだいぶ上手に付き合う事ができるような気がする。怒りの感情には良いも悪いもないので、怒り爆発の前兆を感じたら対策を講じれるようにマイルールを確立する事が肝要だと思う。

仕事の完璧主義からの理想を追い求めることは怒りの原因になることが多いので、他人は自分とは違うので言動も態度でも気にしない。「他人や自分ではコントロールできないことは仕方ない」と割り切ると決めた。

今度から小さい怒りは6秒ルールで抑え込む、大きい怒りはハーゲンダッツを自分ご褒美として振る舞うマイルールを採択した。早速の怒り案件発生もマイルール適用でハーゲンダッツで乗り切ろうとコンビニ立ち寄った。レジの前に並んでいると、「2番目の方はこちらのレジへどうぞ!」と店員さんから声がかかった。するといきなりオバサンがレジに割り込み、僕のレジ権利は消滅した。その瞬間にとてつもない怒りが込み上げてきたのであった。6秒でギリギリ収まるサイズの怒りではあったけど、まだまだアンガーマネジメントなんて事は遠い先の話で練習せねばと僕は自己嫌悪に陥った。

買い物を終えて、エコバックを覗くとハーゲンダッツは2個だった。