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建設会社の総合サポート屋の考える事

外注と派遣の憂鬱

【初めての経験で感じたこと】

無事に出稼ぎ環境もまずまず整い、起業して社長になって、初仕事&初出社である。

今まで建設業界でも現場だったので、勿論のこと女性はいなかったし、建設小町なんぞと呼ばれている女性など大手ゼネコンくらいしか見ないのでツチノコみたいもの。

今回は外注で大きい会社に常駐することも初なので、所謂OLさんって奴にも初遭遇。

まあ自分も外注なんだけど、お姉さん達はほぼ派遣社員さんらしい。

田舎にいると派遣社員ってものが曖昧にしか理解できなかったけど、なるほどこれが派遣社員なのか。

 

派遣さんは感心するくらい仕事ができて、パソコンもCADなんかもどんどん書いていて、なんて優秀なんだと感心しきり。

これはよく聞く、派遣切りなんてのは無縁で大事にされてるんだろうと思いきや、ああどこにもここにも世間知らずと言うか、バカがいるのである。

自分の指示が悪いのに、お姉さんに八つ当たりしてる。

 

ああ見るのも嫌だ。

 

人材不足だ人手不足だとこれだけ騒がれてもまだ理解できない奴がいたのかと。

プライドの塊で技術不足な社員に振り回される様子を見ながら、入社初日の僕も勝手が良く分からず、足手まとい感たっぷりで資料をみるほかになかった。

誰と話す事もなく、言われた仕事をこなしていたら、ふと隣の派遣社員さんと目が合い、「大変ですね」と声をかけると笑いながら、「いつもの事だから」と。

大変なもんだと思いながら、ふとなぜこの手の勘違い野郎は現れるのか、会社の看板外れたらだれも相手にしないのに。

 

仲良く業務をこなした方が、絶対的に効率もいいのにと。

 

勘違い野郎はどこの会社、多分「東京タピオカランド」にでも一定数必ず生息している、若手にもなぜかその態度が伝染する悪影響しか与えないけど、反面教師になって、人には優しくしましょうとの矜持を考えさせてくれる。

 

前から思っていたが、例えばサービスにしても、受注者が気持ちで提案や提供するのがサービスであって、発注者や上の立場の人が求めるのは脅迫なのだ。

 

帰り際に派遣社員さんが、来週の月曜納品だから焦ってるみたい。金曜日中に作れと言われたけど、派遣だから17時に帰るけどねと言ったのを聞いて、立場の弱い人なりの戦い方もあるし、したたかさもあるんだなと快哉を叫んだのだった。