You've got another think coming

建設会社の総合サポート屋の考える事

質問もだけど回答もスキルがあると便利だなと思った。

4月は貧乏暇無し庭駆け回る日々を送っている。ただ圧倒的に充実させているのは新人教育でこれからの若手技術者の最新に触れているからだ。土木としての技術は無いし、これからの世代なのは新卒だから当たり前。只、何とも言えず面白いのだ。

自分の気づかない点やこんなところが疑問になるのかなどなど、全くもって勉強になっている。様々な個性がひしめく中で、講義をしているとこちらから質問する事が多い。質問のトーンに僕がなると、みんなが目を逸らしたり、ノートに何も書いていない癖に書いてるフリなんぞを始める。

 

こんな状況で講師を続けている中で質問やコミニケーションがあった時に僕は逆に質問スキルを高めて、面白いや回答や講義の盛り上がりなんかを期待するけれど、なかなかに難しい壁が立ちはだかる現実がある。誰だって急に不意な質問されたら戸惑ったり、考えてしまうだろう。それは新人さんベテランはあまり関係ない。

 

質問の仕方にはオープン、クローズドクエスチョンなど手法はあるが、回答ではあまりテクニックを聞いたことは無い。準備や用意していた回答をするのは勿論、悪い事ではないが、不意な質問にもキッチリ答えれる人は一気に信用やこの人デキると思ってしまう。

 

回答スキルの高い人の共通点が朧気ながら見えてきた部分がある。

僕も不意に質問されるとシドロモドロになってなにが回答なのか何を伝えたかったのか分からない状態でオウム返しより悪い状態の回答となっているときがある。

良い回答と言うか分かりやすい回答をする人は全部の質問に対して答えようとしない。今のYOUTUBEっぽく切抜きで自分が得意な分野のみ答える。質問が複数の意味合いがある場合には質問を的確に絞って回答する事で、質問者が意図したことをある程度網羅して答えて納得してもらっている。

 

回答スキルが低いとすべての質問に答えようとしてしまって、言うなればマズイ料理のフルコースにしているだけ。自分の分野で絞って答える事は、フルコースではなくて単品でキッチリ満足させるイメージだ。

最後の〆の言葉に「今の回答で質問の答えになっていますか?」、「意図しているイメージに合っていますか」などなど付け加えて、そこでまた質問があれば答えていく事で段々と全体を掴んで行く。

質問を分解して自分に答えられ範囲の中で回答する事でお互いに段々と理解が増えていく。それなのに焦るとついつい全部盛り込もうとしてしまう事で質問も回答も薄味でなんだか分からない事となるのが分かった。

 

これを生かし、今度からはビシッと分解しながら回答するぞと意気込んでいたが、いざ来た質問を分解しても自分の回答がボンヤリしていて絶望したのであった。