You've got another think coming

建設会社の総合サポート屋の考える事

ミニマリストの道は遠い。

最近ミニマリストって言葉を良く聴こえてくるようなった。ミニマリストって何だろう?ざっくりイメージとしては物を少なくして、生活している人ぐらいの認識だ。

基本的な考えとしては、必要最小限の持ち物で丁寧な暮らしを実践している人を指すらしい。

 

僕は家と営業所でのデュエル生活をしているので、とにかく物が多くなりがち。なんで物が増えるかと言うと結局、2拠点なので無駄な物を買っても収まってしまうのだ。それから消費物のストックを多めにしてしまう。原因はなんとなくわかってはいたが、相も変わらずに物を買ったり、ストックしたりを続けていた。

 

ふと年末に物が溢れた分を大掃除がてら、毎年リサイクルショップに売りに行っていた。今年も例年通りに売りに行ったら、モノを抱えた冴えないおじさん達の行列をみて途端に恥ずかしくなってしまった。本はKindleで読むようになったから整理はできるようになったし、旅行好きなのだから、カバン一つでいつでも引っ越こせるくらいの勢いでモノを少なくして暮らしたいって衝動にかられた。

とにかく今の生活で使っていない物を集めて、自分だけミーティングを開催してみようと思った。

 

自分ミーティングの結果は衣類とストックしている日用品が多い事は分かった。只、衣類は着ないものを売る方向、日用品は現状を把握しながら、消費していくので解決する簡単な問題であった。

頭の中でワーッと考えると物が溢れてしまっていると思い込んでいたが、改めて生活状態を見てみるとそうでもない事が分かる。

 

会社や現場では整理整頓を常に言い、整理整頓こそが効率化に繋がると思っている僕は買いに行く事ですら無駄に思えてストックが増えてしまう、効率厨なのだ。それが良い方向に向いてるときは良いが、無駄なモノ、使わないモノを少しづつが段々と大量に増えていくんだろうと自己分析してみた。現場仕事に関してはモノが無いと仕事が進まず、余計な経費が掛かることになるから仕方ない部分は建設業あるあるだとは思うけど、自分の生活までに効率を持ち込む必要はないよなと思った。

 

自称ややミニマリスト生活で生きていこうと決意し、本当のミニマリストはどんなもんなのかと情報を探してみると、ちょうど良い豊かな暮らしをしている人もいるけれど、モノを断捨離する事に依存してしまい、家の中でキャンプと言うか、サバイバル状態で暮らしている人まで様々だ。いわゆる極限ミニマリストになるともはやカーテンですら、無駄なモノに思えてくるらしかった。

 

何事も程々と言う事が大事なんだと思った。無駄のない豊かな暮らしを目指してミニマリストになったのに無駄を無くすから、モノを無くすことが目標になって、豊かな暮らしを放棄する事は本末転倒だと僕は思う。モノに溢れて、自分以外はゴミ屋敷みたいに思われながら、暮らしているのも、豊かな暮らしがモノの多さに変換されているだけの意味のない暮らしに変わる時がある。

 

「程々、ちょうどいいを心がけて暮らしをして行こう」と半年使わなかったモノは捨てる、会社のデスク回りも片づける、整理するなど自分ルールを制定した。

 

決意後に色々と部屋を整理してみると、なんだか殺風景に思えて、観葉植物か何か買うかなとAmazonを覗いた。

 

ややミニマリストの道ですら、かくも厳しい。