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建設会社の総合サポート屋の考える事

挫折のできる会社と挫折ができない会社の差

新人であれ、中途であれ、仕事をしていく上で大なり小なりの成功と失敗を積み重ねていく事で自分も成長し、会社にも貢献していく事で、自分の人生や生活水準を豊かに過ごす糧としていく中で世界は微妙なパランスを取りながら成り立っていると思う。成功し続ける人も失敗続きの人もいて、失敗続きの人は努力や苦労する事で成功したいと願い、成功している人は失敗したくないと維持するからこその微妙な均衡を保ってる。会社に置き換えるとメチャクチャに成果出す人もいるだろうけど、大多数としてはそれなりの成果の人が多い。稀な人に照準があっている会社は属人化が進む一方で面白い発想に関してはある程度の権限を持たされているので取り組む事で強い会社になっていく、ただ稀な人についていけない人はドンドンと辞めていくことになっている。ではそれなり大多数の会社を見てみると、どこまでもそれなりで、独創的な発想も生まれる土壌も無いし、新しいことする人を異端者的に見るムードすらある。ただそれなりOK会社は人はあまり辞めないし、志を持った人も何故かそれなり下位互換おじさんになっていくのは不思議。

会社という枠組の中で自分を貫けるサラリーマン金太郎みたいな人はいないわけで、日本は中小企業の塊で企業ならまだしも個人商店となんら変わらないシステムが多い。

トップ立つ経営者がそれなりで良いと思えばそれなりに、向上していくことを願えば時間はかかっても成果はついていくだろう。ビジネス本に出てくる立派な社長になる必要は無くて、ここが肝心なのだろうなと感じたことを、ある社長に言われて気をつけている事がある。

「仕事の失敗はもちろんだけども、挫折した従業員を許容したり、立ち直らせれる会社が良いと思う」。

社長自身もたくさん失敗したことを暴露したり、やり直したり、立ち直ったりする話や姿を見せるのが大事だと。失敗や挫折した従業員に難しいことやテクニカルな事は言わない。ましてや怒ったり怒鳴ったりしたら余計に逆効果になる。

会社としては失敗されると経済的な損失もあるので、ある程度のお膳立てや段取り、先回りをしてあげて、成功させようとする癖に、急にこれでは成長の妨げになるなどと思い、一切構わなくなり、色々チャレンジしろなどと言い、余計にほったらかしにされてパニックになって失敗と本当に何も生まれないループをすることになる。

失敗や挫折している人には「大丈夫だよやり直しきくから」で良い。

挫折のできる土壌のある会社は本当にこれからの時代に強い。独創的な意見やバカ話からヒョイとアイデアが生まれて会社に利益を出したりしている。

相手に迷惑かけたり、常識外な事や危ないことをした時にはキチンと説明して叱ることも大事。「怒ると叱る」は意味合いが違う。何故、叱ったのかも理由を明確にすることで相互理解が得られるだろう。

挫折や失敗を許容、リカバリーできる会社や従業員との信頼関係を築くには会社のトップなり上司なり、現場リーダーなりが覚悟を持たないとダメなのだ。

それは「自らチャレンジする姿勢と相手に過度な期待や見返りを求めることをしない」。

これからは僕も恥ずかしがらずに失敗を暴露することは簡単だから、ドンドン披露しようと思うけど、失敗多すぎて従業員のみんなに不安を与えるのではと不安になってる。