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建設会社の総合サポート屋の考える事

若手技術者講習会の講師での話

先日、室蘭建設協会様が主催となる若手技術者レベルアップ講習会の講師をしてきた。

今回で若手技術者向けの講師をするのは3回目。しかも今回は1日だけなので、流石に自分も慣れただろうと思っていた。

講義のテーマは「コンクリートと土工」である。どちらも建設工事に欠かせない必須アイテムであるし、経験ももちろん多いのでこれは良い感じで講師を勤めれると思っていた。

当日、室蘭移動をして、いざ開演。

受講者の顔を見ると、CPDSの関係もあるのかベテランさんもチラホラ。なかなか現場運営しながらの継続教育にも苦労しているんだなと実感。

今回、若手技術者研修なので僕が伝えたかったことは、なるべく現場に寄り添って実践的な話やどう言う流れで現場は進んでいくのかと言うことを1番に重要視してお話しようと思っていた。過去の講師でもやはり流れや実践的な話、失敗談には会場がやはり熱を帯びたイメージがあったからだ。自己紹介を済ませると、どう言う形で受注して現場を運営するのか、何の資料や設計書をみて計画する等の話を多めに講演するように意識した。テキストは渡しているけれど、重要視しない箇所はすっ飛ばして話をした。

最後に小テストがあると聞いて、テキストのすっ飛ばしたところも、問題として出ていると聞いて、僕の頭もすっ飛んだ。

午後からはテキストをある程度、網羅しながら進める事で伝えたい事が半減したように思えたけれど、それでも時間内ギリギリで、なんとかやり終えた。テストの時間は少し伸びて申し訳ない気持ちにもなったけど、僕としてもまた伝える勉強しようと反省の機会ができた。

感謝会の終了後に若手技術者がやってきて質問してくれた。コンクリート、土の事や起業の事まで色々だ。今までになかったので非常に嬉しかったし、出来る限りのアドバイスはした。

いつも最後に受講者と名刺交換させてもらうのだけど、時間が押しすぎたのと僕も忘れていた。

でも顔を覚えている。一生懸命にノートに書いていた人、真剣に聞いてくれてた人など。

こちらも勉強しなきゃならない。

心の中で思うのは「いつか受講者とどっかで仕事できたら嬉しいな」である。

補足としてCPDSの取得で来ていた同年代のベテランが午後からずっと寝ていた寝顔も僕は忘れない。

疲れてるんだよね。つまらないからじゃないよねと思いつつ。