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建設会社の総合サポート屋の考える事

建設業は「エリクサー症候群」

僕も大好きみんな大好き。子供の頃から大事な事はファイナルファンタジーで学んだと言っても過言では無い。そんなファイナルファンタジーには「エリクサー」なるアイテムがある。

使用した効果はHPとMPも全回復してしまう究極のアイテム!上位互換ではラストエリクサーなんて仲間で全回復してしまう貴重なアイテムがある。このエリクサーのような貴重なアイテムをゲーム中で使えない人は案外多い、意外と手に入るのにだ。いつしかそんな人達を「エリクサー症候群」と呼ばれる事もある。

ただこの症候群には様々なパターンがあって、

①ドロップする敵もいるしここぞではガンガン使う人。

②コレクションしてるわけじゃなくてたまたま使う場面が無かったからの人。

③溜め込んだアイテムを見て安心する人やいつか何か不安なのでの手元に取っておきたい人(結果コレクション)

建設業を見ているとエリクサー症候群の会社は多い。貴重品やレアアイテムは集めたいし、できればコレクションして眺めて安心したいと。

マネジメントが上手に運営している会社は貴重品は使うし、渡すし、必要なければ捨てる事ができる。レアアイテムを持っているだけじゃ勿体無いし、使い倒してナンボで仕事をしている。なので実は貴重品を持ってる買ったから使わなきゃ、利用しなきゃのストレスからも解放されて、非常にノビノビ仕事している。

エリクサー症候群の会社は人材も資材もフルコンプリートを目指す方向に向かっていて非常に会社全体が窮屈になっているイメージがある。

仕事を楽にするための貴重品を溜め込むなら必然だろうと思う。貴重品であっても所詮はツールだし、それ以上に素晴らしいアイテムが出てくるかもなのに囚われている会社は未来は暗い。

建設業は仕事の量が増えて、全アイテムや貴重品をフルコンプするなんてことはもうできない。ましてやもっと良いテクノロジーができても、エリクサー症候群で恐る恐る使ってもスキルは向上しないだろう。ましてやいつルールが変わるかもしれない業界なのだ。

建設業はノウハウであれ、仕事の仕方であれ、とにかく溜め込んで離さないし、渡さない。それが利益の根源だと信じ込んでいる。

もはや「貴重品の独り占めなんてできない世界になったのだ」

それでもあなたの会社はヒトやモノやノウハウを意味もなく溜め込みますか?

本当にコレクションしているものが「エリクサー」かどうかも分からないですよ?

 

 

 

現場で怒るのは命の危機だけで良い。

僕たち建設業は一般的なイメージでは凄く怒鳴って仕事している様に思われている。現場作業していると実は悪気はなくても、普通に作業音がうるさくて指示も声が大きくなるからだろう。

その延長上なのか常に怒り口調だったり怒ったり怒鳴ったりする人が建設業は非常に多い。そんな場面を僕もよく見かけるけれど、それとなく注意すると出てくる言葉は「俺も若い頃は怒られながら仕事教えてもらってきた」と言われる。きっと言うことは本当なんだろうと思う。現場作業している職人さんならまだしも、僕ら施工管理側でも怒鳴ったり、気に食わないと不機嫌、無視する子供みたいな人もいる。僕が打ち合わせで現場事務所に行くと、雰囲気でダメな現場の状況はすぐに分かる。同じ様な苦しい現場をしてても雰囲気が良い現場は前向きだし、ボトムアップからのトップダウンで仕事できてる。ダメな会社、事務所のパターンはトップダウンでボトムダウンからのトップは言いっぱなしで大満足パターン。この悪いパターンにハマっている会社の衰退スピードは目を見張るものがある。逆に観察対象としている、性格の悪い僕もいる。老舗企業がなりがちな病だけどそんなこともないのが面白い現象だと考えている。じゃあトップの人や管理職に問題あるのか?というと要因ではあれど原因ではない。

ただ要因が原因に成り上がるのではなくて、原因とセットで蝕んでいくのが問題だと思っている。社風といえば簡単ではあるけど、土壌がそもそも悪いのだ。ではどんな会社土壌が悪いかと言うと、資金がありすぎて富配合で根腐れたり、活気が無くて貧配合で育つ物も細く枯れやすいイメージとでもいえば分かりやすいだろうか。いずれにしてもこのパターンの会社は会社が圧倒的に暗い。玄関入っても事務員さんも挨拶なし、案内も無し、呼ばれてきたのに値踏みするような社員の目、上司に至っては名刺もよこさないなんてパターンまである。そこで相談されて現場事務所に行くと、所長は怒るし、怒られたくないから2番手の職員も怒る、何をしたら分からない新人は退職メーターMAXになっている。環境最悪の一言。

建設業は現場仕事で怒ってしまうのは分かる。でもそこには危険防止や安全を守る為でありたい。命の危険がある現場では声を出してしまうことには理解できる。その緊張感を会社風土で更に助長して現場に持ち込む、人事に持ち込むのはタブーだろう。人間は怒られるとパフォーマンスが70%程度になるらしいので全く怒鳴る、怒る、詰めるは意味がないのだ。

歴史は繰り返すとはよく言うけれど悪い歴史は断ち切るべき。俺も教えてもらってないから分からないではなくて、ニコニコ対応が難しくても怒らない事はできる。怒る土壌は社内の雰囲気が加速させると僕は思う。業務効率を求めるならまずは楽しい職場作りから始めて欲しい。怒ってパフォーマンスを下げなきゃ30%近く効率良くなるのだから。簡単でしょ?

あなたの会社も鉛筆落としただけでフロア全体でその音が聞こえるくらい静かじゃないですか?

もしそうなら社内危険信号かもしれませんよ。

 

 

 

地方建設業のゾンビ化を考えた話

地方建設業の形はいつまで続いていけるんだろうかや形をどう保てるのかな?などを考えることが多くなってきた。僕のクライアントは基本的に地方建設業な訳で、人手不足、後継者不足など不足だらけの中で資金不足には陥っていないところは多いけれど、チョイスをミスればあっという間にキャッシュは消失する。経営者がキャッシュの不足を私財を投げ打ってもの気概もあれど、後継者が見えない状態ではなかなか難しい現実もある。

この構造が企業をゾンビ化させたり、未来が暗い中で走ることになるんだろうか。地方の建設業は経済活動として、雇用の維持や雇用の掘り起こしなどをする役割を担ってきたが、ここまで建設業の人材奪い合いゲームになると、高齢化しても今のチームのままでそれとなく、経営しているところも多い。ゾンビ企業は潰せ、倒産しろ!など叫ぶ人もいるけれど、僕のイメージ的にはゾンビはゾンビでも「心があるゾンビと心亡きゾンビ企業」が問題なのでは無いのだろうか。

もちろんどうしようも無いゾンビ建設業がある事は理解している前提として、色々話を聞いていると、良い時期に風呂敷広げて畳めなくなったり、引退して会社を畳みたいけど、従業員の中から後継者になってくれる人がいつか現れたらや、自分が雇った人間の最後まで責任を持ちたいなどでキャッシュフローが悪化しても続けている会社が多い。あとはそもそも何も考えいないバージョンは横に置いておく。

景気の好不調の中で建設業が現在苦しめられてることは、募集すればいくらでもいる、高い賃金を出せば誰かいるだろうシンドロームなのだろう。昭和センスの鈍感企業が慌てて、人事に力を入れても成果を出すのは苦難の道。人材軽視を常としてきたゾンビ企業にでも希望を持って入社する若者もいて、本当に頑張りたい地方建設業の活性化の妨げになってる。

経済活動の中で雇用の拡大縮小は致し方ない。建設業でよく言われる「失われた10年」を展望も何も無いまま、若者の希望をエネルギーに生きる「心亡きゾンビ企業」が勝つのか、ゾンビでは無く「死んだフリで起死回生」を狙う、地方建設業がゾンビを駆逐するヒーローになって「輝ける10年」を見せてくれるのか非常に興味深い。

いずれにしても心亡きゾンビ企業の増殖は気持ち悪いので勘弁してもらいたい。

 

 

建設業の新人育成の鍵を理解できた話。

セミナー講師や新人育成サポートを通して、さまざまな新人や若手技術者とお話しする機会が増えている。そんな中で建設業の新人育成に大事な鍵が理解できた。実はこの鍵は管理職、上司のおじさん側の話でもあり、経営者の話でもあり、建設会社の話でもある。鍵で開ける事ができるものは、様々あるだろうけど、この鍵で開けることができるのは僕的には「やる気」だと思っている。

建設会社の依頼を頂いてヒアリングしてからセミナーやサポートしていくと、悩んでいる事は実は昔も今も変わらないことに気付く。ヒアリング後に若手技術者とお話ししていると不安がやる気を押しつぶしている事が分かる。上司は失敗しても伸び伸びやって欲しいと思っても、失敗しないように導いて欲しい、今の世代はコスパタイパ悪すぎ問題が立ちはだかる。それでも建設業は現場で働くのだからあまり気にせず元気よくやって欲しいと僕も思うけれどなかなか難しいところではある。1ヶ月後にまた面談すると目の輝きが不安に覆われている事に気づく。僕もサポート、先回りアドバイスはするけれども実際の現場の中身まではサポートできない部分はある。上手に育成できているパターンとの対比と検証を重ねて色々と見えてきた。

僕はこの鍵をなんとなく理解出来た背景には、「野山獄」の話を思い出して腹落ちした。

僕も尊敬している偉人でもあり狂人でもある「吉田松陰」のエピソードでもある。野山獄とは吉田松蔭が国禁の罪を犯し投獄された場所である。投獄先には出所などの希望も持てない囚人達だった。そんな場所で吉田松陰は明るく楽しそうに囚人達の良い所を見つけて、「〇〇さんは僕の俳句の先生、〇〇さんは僕の習字の先生」などと呼び是非僕の先生になってくれと言い教えてもらいまくっていた。松蔭自身も一緒懸命に孟子などを教えたという。教えている時には監察官も聞いていたと言う。

囚人達の希望も何もなく、忌み嫌われている自分自身の絶望的な状況に悲観していた目にやる気が満ちてきて野山獄にも活気に満ちてきた話である。いつのまにか野山獄は牢獄から学び舎になった。

全ての人は「自分の存在を認められたい」「自分を重要な存在と思って欲しい」などの気持ちがある。それを承認欲求では?と思われるかもしれないがちょっと意味合いが建設業では違う。

新人、人材育成の鍵は「自己重要感」である。

今どきの若いのはやる気がないと嘆く前に部下の努力、貢献、変化などに気づいているだろうか?

部下の悩み、失敗、挫折、後悔に寄り添っているだろうか?考えてみて欲しい。

現場であれば例えば若手を整理整頓の先生や測量の手元の先生などと居場所を作り自己重要感を満たしてあげれば良いのではないだろうか?

吉田松陰は夢も希望も持てない囚人達を変える事ができた。建設会社は夢も希望もある若手技術者を導いて自己重要感を満足させてあげる方がよほど簡単だと思いませんか?

建設会社を牢獄にするのも学び舎にするのも全ては教える側が居場所を作って自己重要感を肯定してあげる事が未来を創る。

若手側も居場所をドンドン増やす努力を伸び伸びやって欲しい。仕事に熱狂して欲しいと思う。

最後に吉田松陰の大好きな言葉をひとつ

「諸君、狂いたまえ」

 

 

 

 

 

教え上手は教えない話。

若手技術者とセミナーや新人育成サポートで交流しているとさまざまな問題が出てくる。

若手本人の資質や性格も勿論あるけれど、まずは希望と不安を持って入社してきたことだけはたしか。

 

今時期になって現場に配属されていくと希望が潰れて不安が大きくなり退職に気持ちが傾く若手技術者が多い。様々な要因が考えられる中でウェイトが大きいのは聞いていたイメージとまるで違う事から来る不信感や不安感に覆われる事が大きい。新人研修などである程度は伝えていると会社は思っていても、そこは人間なのでそう簡単にはいかない。ネガティブなイメージは不安をポジティブなイメージは不信となって現れてくる。

 

そこを中和したり導いていく立場の上司までそのイメージ進行系おじさんだったら、絶望感MAX退職へGOだろう。人手不足の建設業においては若者は超売り手市場であり、本人たちも理解している。そうなると異常に損切りが早くなるわけで、今の若者が辛抱できなくなったわけでは無いことがわかる。僕らの世代は転職などをするには情報も何もなく億劫だったり今よりは現場が牧歌的だっただけである。

 

僕も世代間コミュニケーションセミナーや管理職との面談をしてコンサルティングしていて、違いに気づいて言語化をやっとできた、

教え上手と言われる上司を見ていて思う事がある基本的に「教えない」のだ。

どういう事?と思われるかもしれないけど教え上手な上司に共通しているのは教えるスタンスじゃない無いし、教えてるのになんて思ってないから若手が失敗してもリカバリーできるし、良い意味で期待していない。

反対に教えるスタンスの上司を見ている手取り足取り教える。そして教えた事ができないと怒る説教するのリフレイン。自分で雨とムチを使い分けてるなんて勘違いしているアホな管理職多い。

もしくは自分の現場では若手に辞めて欲しく無いから媚びるやそれとなく放置無視のバカな管理職もいる。そんなの中途採用のおじさんでもコミュ力高い若手ても退職する。まさに「アメと無知」。

 

教え上手管理職は総じて安定している。

説明と見通しをきちんと伝えてあとはニコニコ。

若手が聞きやすい雰囲気と失敗しない道すじを示すだけ。そうこれだけで良いのだ。だけどこれがなかなかできる上司がいない。

命の危険もある建設業では甘やかして教える必要は無いし、真剣に正しく厳しい姿勢は大事である。僕は「甘やかすことは遅効性の毒」だと思っている。毒を薬にできるかは上司の手腕かと思う。ただ管理職もある意味不幸な現実もある事をかいておきたい。教える側は教えられた事や教育を受けた事がないのだ。僕が管理職講習などで色々話していると気が楽になったと言う人が多いのも事実。僕は若手じゃなくても優しい事を言わないし、どちらかというと辛辣な話をしていく。同世代の管理職の人が多いから応援したい気持ちはあるけれど、管理職には甘やかすのは即効性の毒になるからだ。本当は気に入られて仕事をいっぱいもらえた方が良いのかもしれないけど、それじゃあコンサルティングじゃなくて3流御用聞きだと思うから。

 

建設業の採用コストは5年前から比べると5倍になったそうだ。そうなったら現存勢力の維持と若手の定着が喫緊の課題になるはずなのに、未だに建設業はモタモタしているイメージ。離職率の高さと離職した人が建設業界から去るパターンが問題の本質なのに理解していない。

いい加減に強い人仕事のできる人が生き残れば良い会社作りは破滅への第3歩くらい進んでいる事に気づいた方が良いし、気付けば取り戻せるしチャンスでもある。

 

まずは笑顔で仕事しよう。簡単でしょ?

教育コストはコスパが良い

GW明けから2週間ほど岡山、兵庫で土木サポート協会主催で若手技術者セミナーを行ってきた。

今回ご縁のあった2社はすぐにやって欲しいとの事でレスポンスの速さにこちらのカリキュラムの微調整が間に合うのか心配になるくらいだった。

色々なら若手技術者とセミナーで交流があると、僕自身も勉強になり、色々とキーワードが伝える事ができたが、逆に反省点としてはどうしても専門用語が多くなってしまうので戸惑ってるのが見れて取れた。

勿論、逐一は補足しているけれど補足するワードも専門用語なんてバージョンまだ出てきて課題は尽きない事を痛感した。

社外メンター、顧問などで支援している会社の社長は「建設業はなんで教育にこんなにコストをかけないのだろうか?」と言われてドキッとした事がある。

よく考えてみると僕のクライアントのほとんどの経営者は異業種から戻ってきた方達が多い。

後継者で会社の生え抜きの社長には若手教育などの事を説明すると鼻で笑われることも多い。

どちらが正解か分からないけれど、若手技術者セミナーでの交流を通して分かった事がある。

 

「社員教育を受けた若手社員は次の世代にも教育する事ができる」

 

教育は次の世代のその次の世代を繋いでいく事ができる人材開発なんだと確信できた。

教育を受ける次世代に伝える事や教育に否定的にならない事もポイントになっていくだろう。

人手不足な建設業でいまだに強い子が残れば良いと思ってる会社は多い。

ただ、教える側の上司も生き残ってきた強いのだ。その中で教える事は忙しさもあって難しいだろう。教育を受けた事もない。

それでも人の資質あれど教える事は難しいと思う。なぜ理解しないのだろうと若手に思ったら、もう試合は終了だ。

 

色々な意味で建設業は過度期で岐路に立っている。アナログな現場をテクノロジーで助ける方向に舵を切るとは思うけれど、最後は人間が担う部分は変わらない。

教育の結果と効果も含めて、僕は今日の確信が建設業の未来を明るくできる事を信じて仕事して行きたい。

隣の会社の芝生は青く見える

ゴールデンウィークが明けで仕事を楽しみにしている人もいれば憂鬱な人もいるだろう。

とりわけ新入社員にとっては一息ついたゴールデンウィークが終わり、仕事や現場が始まる事で憂鬱度マックスではないだろうか。

新人育成サポートをしていると良く人事の方と話題出ることがある

「大型連休後は離職する」である。

ゴールデンウィーク明けから1週間などなかなかに連休後は魔がさすというか、魔に飲み込まれる。さてその「魔」とは何かをずっと考えてきてた。見えない魔対策で連休前に声がけ強化してみたり、様々なことをしてきた。幸いにも魔に飲み込まれる寸前で救えたら防げたりで離職はしていないが、逆に新入社員から面白い話も聞けた。

 

「連休中に同じ業種の友達と会ってました」

「建設会社の友達と情報交換しました」

 

なるほど!この辺が魔の尻尾を尻尾を掴んだ気がした。ゴールデンウィークより夏休み後に離職が高くなるのはなぜかと思っていたら、ゴールデンウィークで現状や待遇を話し合い悶々して夏休み突入して第2回情報交換を行うと・・・辞めたくなるのではと。

 

待遇や福利厚生などでは地方と都市ベースの建設会社では給与水準が違うし、働き方改革も進んでいない現実もある。その分会社との距離感が近かったりダイレクトなやりがいなども感じられなどのメリットも多いように思う。

ただ、建設業に長年従事している僕らは理解できたり比較できるけれども、新入社員は?と思うと確かに数値化できない要素が建設会社には多いので理解しろと言う方が難しいだろう。

良く言えばエモい部分、悪く言えば不透明な曖昧な部分が土木の良さでもある。ただ真実や透明性を求める時代になってきた今はどんな価値観を提供して勝ち上がっていくことができるかを考える事が肝要だろう。

スーゼネには地場ゼネじゃあ待遇面では勝てないではなくて地場ゼネだからできる価値を創造しているか?想像できないなら勉強してフィードバックを貰っているのか?人事のポイントになっていく透明な方向性とやりがいと賃金バランスになっているのか?

マイルストーンのスパンを短くする事も一つの策だろうとも思う。とにかく既存戦力が踏ん張ってもらっている間に新人育成をしていく事は喫緊の問題。どこの会社も入社させる事に一生懸命で離職させないことには疎いと最前線で新人育成していると感じる事も多く勿体無い。就職転職エージェントやメディアにはお金を使うけど、入社したら何もしないところも多いのが建設業。

そのくせ成長を促進させたいなんてのは愚の骨頂だと思ってる。

 

僕は新入社員に連休前にこんな事を言っている

「みんな良い事言うかもしれないけど、そんなに変わらないよどこの建設業も。あまりに自分の会社を褒める友達は逆に自分の判断を正当化したくて強がりかもしれないよ?友達なんだからじっくり色々話してみたら?不満はどこにもあるから」

 

隣の芝生、隣の会社、隣の定食、隣の彼氏彼女などなど隣はよく見える。ただ背景をきちんと考えないと、向こう隣は地獄かもよ。