You've got another think coming

建設会社の総合サポート屋の考える事

退職表明しました。

【退職決定後の、ヘイト、手のひら返し、噂、本当の善意】

今回で3度目の退職となるのだけど、人手不足で技術者も作業者もいない、建設業では退職表明するとどのような事が起きるのか書いていきたい。勤めていた会社はあっさりしているけどヘイト的な事を言い出す、あっさり煮干し極濃ラーメン如きなことをやり始める。例えば「下請けから金貰ってたって話もあるとか」、「失敗して、会社の信用損ねてたから辞めるんだ」等々。働いてる人たちは明日は我が身と思うのか、意外に何も言わないが、会社のNO.3あたりがウジウジと対外にヘイトを口外するパターンが多かった。

 

協力業者(下請)なんかはモロに手のひら返し。今、言う事聞いてもコイツいなくなるからねオーラ漏れすぎである。しかも技術力は無いけど、威張ったり、潰れそうな会社ほど漏れてる。ある程度の大きさの会社だと退職理由などを聞いてリサーチしたりして、いろいろ合理的に考えてる。まあ昔のヤンキー上がり的な下請さんはやはりまだ多いし、この会社って反社じゃないのって思えるところも人材不足オブラートに包んで、仕事しているのが現実だから仕方ない。ただ本当に一人親方や小人数の会社でも素晴らしい技術のある会社もあるので、余計にややこやしい状況ではある。

 

リース系や資材商社はさすがに手のひら返しは無い。どこかに就職して、お得意様だったらマズイことになるから。リサーチして方々に噂や味覚手情報を流す等のスピーカーの役割を果たすだけで、まあそれなりに無害である。只、起業すると伝え、付き合ってほしいと言うと、手のひら返しがやってくる。でも仕方無いのだ、起業した会社は社会的に信用ゼロだから。

 

建設業に限らずと思うが、本当に心配してくれる善意の社長さんや人はいる。善意が心に響くと言うか。弱り目に祟り目でズルズル後退するのか不安な中でも、電話をくれて就職先を紹介してくれたり、話を真剣に聞いてくれたり、否定も肯定もせずにじっと話を聞いてもらえることの有難さには感謝しかない。

大多数の人は他人の塊と自分で仕事していくのだから、いろんな人がいて、憤怒して感謝して、達成感と報酬を受けて、仕事していく。そのバランスが崩れた時に、退職って選択肢が出てくるが、バランスが崩れなくても、退職の選択肢は常に持っているべきなのだ。労働者の唯一の権利。個で生きていける時代でもあるのだから、今の会社ではダメでも、次の会社では光る場所があるかもしれないから。学校に通学しているときにいじめにあったなら、不登校や転校を気軽にするべきだと思っている、いじめられて得る物なんて何も無いから。

 

転職や転校、不登校でもなかなかパワーのいることだけど、悲観して嘆いて暮らすよりは気軽にした方が良いと思う。心配と興味半分でネガティブな人が大反対するだろうけど意に介さない方がいい。ネガティブな人は同じ境遇の人数を減らしたくなかったり、妬んでるだけなので。

 

先ほどの善意ある社長さんたちの会社は働いている職人さんも素晴らしい技術もあり、会社の雰囲気も良く、順風満帆なのだが、建設業に関していうと、不景気フィルターで先ほどのしょうもない会社や反社風の会社が生き残り、善意と熱意のある会社が淘汰される傾向が多い気がする。元請業者にとって都合がいいからなのか、時間かかっても技術力なくても安い業者がいいのか、バックマージンなのか、目が節穴なのか分からない。

 

不景気でいわゆるブラック企業的な物が多くなり、余計に転職なども気軽にできない環境が整備されていくのかも知れない。人手不足を外国人労働者で補うのだって、安い労働力を求めてるだけだし、第二の徴用工問題にだってなりかねない状況になるかもしれない。トヨタですら終身雇用は無理と明言したし、この先は個々で生きてく時代なのか会社の存在は薄れていくのか。会社はショッピングモール的になり、仕事を個々が個人事業主化して委託請負していくのか、エージェント制の様になるのか。昔の商店街の様に各商店が寄り合い、全体的に会社という名の商店街を運営していくのか。その方式だと競争力はあるけど、会社として成り立たなくなるのかもしれない。

 

誰かが言った「昭和は十人一色。平成は十人十色。令和は一人十色」

僕は思う、十色は無理だって。2~3色や1色でも尖ったスキルを活かせる場所や仲間が出来て、扱う色が増えたり、1色でも生きていけたり、会社や社会にある程度依存せずに、ハードワーク回避で生きていける時代になればいいなあと漠然と思っている。