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建設会社の総合サポート屋の考える事

反社問題で大問題

【反社問題の意外な余波】

久々に起業ネタと言うか、自分の会社の事を少し。書類的な物はドンドン出来上がり、離職後の保険の手続きだけは社労士にオナシャスして完了とノホホンと単身赴任になるので、不動産屋さんの内覧や手続きに集中していた。

 しかし、そろそろ出来てこないと困るものがある。そう「法人口座」である。ネット銀行、ゆうちょなど審査落ちも含めて、多めに申請はしていた。しかし追加資料の話は来れど開設できましたの報は全くもって来ない。

法人クレカは来たけど、落ちる口座が無い、入金もできない、売上金も宙に浮くと焦っていた。

 そろそろ審査も終わる筈と楽観していたら。近所の郵便局から電話が来た。「今回は法人口座の審査通りませんでした」の報である。

 

メンブレしてスマホ落ちそうになる!!いやいや本当に困る。

 

 ネットなどで調べてみると、ゆうちょ銀行の審査はそんなに厳しくないなど、落ちたら他の銀行でも作れないなどと、辛辣な言葉が並び、熱中症かという位の眩暈がした。

 

 ゆうちょに追加資料などつけて再度申し込むも、郵便局員さんも申し訳なさそうに「またダメかもしれないから色々と申し込んだ方が良いですよ」との言葉でさらに落ち込む。

こうなりゃ片っ端から申し込んだる。鼻息フーフーで申し込みしていない銀行をリストアップする。

 そんな時に元銀行員の友人から電話。「元気?順調?」。事の顛末を怒気交えて、一気に吐き出すと、友人曰く「吉本での反社問題なんかがあって今話題だから、銀行は法人口座とかも詐欺の架空口座とかに警戒しているのかも。提出しろって資料の他に何でも信用につながる資料を添付した方がいいよ」。例えば?と聞くと「HP、名刺、取引先の注文書、経歴書、保有資格書などなんでも」。なるほど言われてみたら、言われた資料しかつけなければ、反社風に見られてもおかしくない。

 そこから資料かき集めて、地銀から攻めていく事にした。

  この地域で一番おおきな地銀に到着して、窓口で優しそうなお姉さん目掛けて、食い気味に法人口座作りたいですと言い放つと、奥から偉い人が出てきてこちらへどうぞと。この時点でもうダメかと思いつつも、面談が始まる。会社の経緯や売り上げ予想などなどアドバイスに則り追加資料も見せる。あとは何で当行を選んでくれましたかとも聞かれ、昔から個人で使っているので、是非お願いしたいですと頭が膝に付く位の勢いで下げた。偉い方はウンウンと頷き、お待ちくださいと。

 持っている番号は「66」。あと1個6があったら666でメタル好きとしてはなかなか良い番号ではないかとか、いや普通に不吉だろうがと脳内で思考が駆け巡る。

 「番号札66番の方」と呼ばれ、手ごたえは無いけどもドキドキしながら窓口へ。「もう少し時間ありますか?」。これはダメだとあきらめていたら。「通帳は今日発行できます。カードは後日郵送します」はっ???。OKなんですか?「ハイ」窓口のお姉さんが俺の大好きなセクシー女優「蓮実クレア」に見えた。

 

 カイジがパチンコ沼を攻略したときばりに、歓喜したかったが、大人だから我慢した。もしかしたら令和初の歓喜かも知れない。

とにもかくにも、反社にも負けず、何とか口座を確保できた。

このご恩は忘れません。〇〇〇銀行さん!!!

 通帳を受け取る際に、奥から偉い人が出てきて、「社業の発展を願っております」。

ヘドバンばりに頭を下げ、僕だからたいした発展はしないだろうけど、頑張りますと心に誓い、帰宅後そっとビールで乾杯した。

 

【補 足】

 

 某地銀         審査中

(微妙。たぶんダメ

 

 ゆうちょ銀行      審査落ち 再申し込み中

 

 楽天銀行        審査落ち                      (イニエスタ連れてくる位な寛大な気持ちで審査しろ。

 

ジャパンネット銀行   審査落ち

(追加資料だけは色々提出させられて、期待したのに。

 

信用組合       審査中

(微妙

 

 今回で思った事は、個人での履歴も重視しているようなので、口座の内容が良いとか、例えば毎月積み立てしているなどや、言われた資料だけでは審査に通るのは難しい部分あるのかも知れません。法人成りならともかく、創業間もない会社は実績もないので、反社なのか潰れそうなのかも確かに判断難しくなると、審査落ちのジャッジになるよなそりゃ。ってのが正直な感想です。