「ずるい」と聞くとどんなイメージありますか?
狡猾、卑怯なんてところがイメージでしょうか。意味を調べると「ゴマかして上手く立ち回る性質」「要領よく振る舞う様」などなどたしかに良いイメージでは無い。
只、ちょっと待って欲しい「要領よく振る舞う様」はそんなに悪い事だろうか。
どうも日本人マインドはお金を稼ぐのはいけませんや要領が良いのは卑怯な奴がやる事だ認識が強い。
商売が下手なんて海外に言われるのも、小さい頃からこんな事を言われてきたからかも知れない。欧米ではお金を稼げる人は尊敬もされるし、要領よく立ち振る舞う人も批判されはしない。その代わりに自己責任な部分の割合が多くなるだけである。
プライベートであれば嫌われる部分満載の「ずるい」ではあるけれど、仕事に置き換えると全く悪いことには思えない。
要領よく振る舞って仕事ができると言う事はマルチタスクって事だし、時間配分も考えられるので人に仕事を頼むこともできる。自分で抱え込むと疲労するし、不機嫌で周りにも悪影響与えるので自分も周りもパフォーマンスレベルを低下させるだけだ。
そう考えると自分の仕事のやり方も「ずるい」と認識できた。
人に頼むことも、人が自分にできない事を教わる事も苦ではない。
例えば仕事ではミスや失敗に関しては個人を責めたがる傾向はあるけど、実際の所は仕組や設計が悪い事が多い。そこをわざわざ責めて険悪な関係になるよりは、適当な第三者や物事をでっちあげても解決したほうが労力は少ないと思う。それでも納得してくれない人は後々トラブルになりやすいので、距離を置く。離れていくなら尚ラッキーだ。
マルチタスクで要領よく仕事を助けてもらいながらしていたら、リスクも分散できるだろう。仕事はチームで行う事も多いから、1つの仕事を細分化したステップで効率よく仕事をしてくには「良いずるい」が重要だろう。
ずるく要領よく立ち回って完璧主義をを辞めて相対的に仕事を達成していく事で現状も可視化できるし、内容も把握できるし、優先順位も明確になる。
最初の感じたイメージだとゴマかしておべんちゃらなのは仕事相手としては最悪なずるさだけど、要領よく相手に助けてもらいながら仕事を進めていくずるさは悪い事じゃないと再確認できました。
ノブロックTVでおなじみの佐久間さんの本を読んで確信できましたハイ。