会社を経営していて、恐ろしいことは仕事が途切れることや、仕事したのに対価が貰えないなんてところだと思う。
そういう意味では本当に昔から言われている、「お客様は神さまです」が当てはまる。
この言葉は諸説あるけれど、日本の基本的な接客や商売文化に根付いているように思う。
海外旅行に行くと接客に不満や不安を覚えることもあるけれど、まあこれがこの国の文化というかこんなもんだと慣れるとさほど気にはならない。
でも帰国して日本で食事すると圧倒的な接客力に驚いてしまう。
これが当たり前に行われている、日本が素晴らしいかといえば、勿論素晴らしい。
だけどもここまでする必要があるのかな、ふと考える事もある。
接客を通り越して媚びてるとまでは言わないけれど、だいぶ近い店もある。
そんな事情から勘違いして、クレーマー的な言いがかりや湾曲して解釈した人達を生み出してるかもしれない。
お客様は神様ですはあくまでも、お店の従業員が心に思う事であって、お客様が神様を意識して利用する時点で神からモンスターへの転落である。
どちらも闇落ちしたとなると、問題は更に深刻化する。
神様だと思って接客してもらえている事に感謝するべきだし、お店も神様みたいに振舞ってもらえる事に感謝する。
お互いに勘違いして、闇堕ちすると何も生まれないし、状況は良くなることはもう無いと思う。
神様みたいに扱って貰いたいなら、相手を尊敬して接する。
その事での相乗効果はバツグンだと思う。
嫌な店には近づかなきゃいいだけなんだし。
「神」と「神対応」でこんな時代に打ち勝ちたい。
僕は神様もっと仕事くれないかなと空を仰いだ。