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建設会社の総合サポート屋の考える事

転職理由の1位は会社との価値観の不一致らしい。

求人・転職サイト大手のランスタッドのアンケート記事を見ていると、転職理由の1位は会社との価値観の不一致らしい。

価値観の不一致が転職理由ってのはどういうことなんだろうと言うと、企業文化と個人の価値観の一致が満足度の重要な要素になっていて、強い一致率があった場合には、自分の職場を他者に勧める傾向もあるとのこと。

 

これまでの転職理由などは金銭面の給与水準の高さや福利厚生の充実なんかが上位を占めてきていたし、それは今も続いてるのかと思っていたので意外に思えた。

コロナの影響もあり、不安定な世相もあって人材の流動性は低下傾向になっている。

 

快適な職場や給与水準が今やスタンダードと言うか、当たり前となりつつあり、業界による給与水準の違いはあれど、二次的な要素となってしまったんだな思った。

金銭面的なところが満足すると個人的な目標や精神的な充足を求めていく傾向になるので、企業文化と個人の価値観の一致が重要されるんだろう。

 

これを自分がいる建設業界に置き換えて考えると今やっとワークバランスや快適職場の推進を一生懸命やっている。

以前は給与水準も高くて人は集まるし、スキルの習熟度に合わせて仕事もあったので、人材の確保もできた。

企業文化との一致よりは個人のプライドやものつくりの楽しさ、達成感がなんとなく企業文化との一致をみていたのかもしれない。

人材不足で色々な綻びが出てきて、ワークライフバランスを構築することが難しく、新しく基準を作ることができない面が多いので、これからの課題になっていくのだろうと思う。

 

一般的な業界ではどんどん柔軟なスケジュールやテレワーク、在宅勤務が新たな日常となっていくだろう。

建設業が遅れている部分があるのは否めないけど次世代の人材を確保していくことが、どの業界にでも言えることだけど最重要だし、確保するための要素としては今までは来てもらう姿勢の企業側から様々な価値の提案をしていくことで、働き手にとって魅力的に映る事が個人の価値観と一致率を高めて人材の定着率も含めて今後のヒントになっていくだろう。

 

仕事では企業と個人の不一致、家庭では性生活の不一致。

価値観の違いは仕事も家庭も大問題だなと思いました。

現場からは以上です。