You've got another think coming

建設会社の総合サポート屋の考える事

資格取得は豊かな生活への第一歩となるんだろうか。

 [案内チラシを見ながらふと思う]

ああなんか久しぶりにブログを書く気がする。

人のブログは読むけれど、なかなか自分で何年も続けることは、本当に大変だと思う。

書籍を出したりなんかで小遣い稼ぎ、副業や、ブログ始めるなどとネット検索すると出てくるけど、とんでもない間違いと勘違いの波状攻撃である。

それとお前のブログの更新が遅いのは何か関係あるのかと言われると、無い。忙しさにかまけて家でボーっとしてただけ。

 

閑話休題。

会社なんぞを小さいながらに経営してみると、まあいろんな郵便物が来る。

税務署、税理士、社労士、弁護士、資産形成などなど。関わりあいたく無いもの含め様々な業種や士業からご案内が来る。その中に資格関係のポスティングが有り、そこに書かれていたのが、従業員さん向けの資格取得のご案内となり、タイトルの資格取得は豊かな生活の第一歩書いてあり、むーんと少し考えてしまった。

僕のいる建設業界は本当によくまあこんな資格いるのかも含め、100、200種類はあるんでは無いだろうか。

資格取得は悪いことではもちろん無い、建設では仕事が限定されないから増えていくこともわかる。

会社も負担するので、資格取得はお金もなかなかに掛かるので、助成金なんかも有りつつも、必要なもの以外は取らせられないし、無くて作業してても黙認している部分もあるように思う。

それでまた事故が起きると、資格と講習が増える悪循環ループ。

では本題の取得で豊かな生活に成るのかと言われると、国家資格以外は成らないのが、実際のところなのでは無いだろうか。

国家資格には会社から資格手当が出ることは聞くけれど、教習や講習などで取得できるようなものは、スタートラインに立った、配置できる仕事が増えた程度。仕事配置の優先度で仕事が増えて、収入が増える事はあるかもしれないが、未曾有の人手不足の建設業では体感できないように思う。

実は1番必要な資格は普通免許なのかもしれない。

都市部で仕事を始めると、普通免許もない人の多さに驚くし、確かに必要性は交通の便も良いので取らない選択肢ってのもアリ。

あと持っていても、これは若者の問題なのだけど、中型免許、オートマ免許の事である。

建設業では中型免許を必要とする車両が多くて、おじさんたちや年配の方が運転することになる。

おじさん達が運転する通勤車助手席に若者がゆったり座りソシャゲである。

人手不足と資格による現場実情と安全面での向上のお題目とのミスギャップが多くなり過ぎてる。

 

では何か解決策は無いかと考えると、根本的な解決は講習の値段を下げるなんて事しかないけど、人材不足で多能工なんてものを推進しているのだから、免許も多能と言うか細分化しているものを、パック方式で取得できるなどの工夫が必要になって来るのでは無いかと思う。

時代はサブスクリプションに傾いているので、会社でお金を出したら、定額で講習を受講させるなんてこともあっても良いのかもしれない。

 

いずれにせよ会社で負担したりしているうちは、豊かな生活にはならないだろう。

国家資格にしても細分化されてこんなものいるの?って資格乱発である。

死ぬほど勉強して取得したら、次の難しい資格のご登場にゲンナリする。

ヒーロー漫画の敵の強さがインフレ化するように、キリがない。

こんなことをしているから日本は技術力不足になってしまったのではないかと、ふと思う。

やれ資格だとかの前に何か根本的に大事な根っこの部分が欠如している。

この前の政府主導の英語のテストがいい例じゃあないか。

身分相応に取得すればいいってのが本質になってしまっている。

モノ作りの喜びに至る前に、資格や軋轢で挫折する人もいるだろう、挫折しないで残った人だけで多様化を縮小化して進む業界の世界はいつか閉じる。

本当に革新的なことや自由な発想した人には、雁字搦めの日本より海外が良いのだろう。日本が少し上から見る感じの中国や韓国の商品はなかなかどうして面白いものがある。

 

この年になるとまあまあ資格があるので、もう勉強はしなくていいと高を括っていたら、ある社長さんからこの資格取らない?とのお誘い。

やんわり断ると、この資格あるとこの仕事できるし儲かるよ、いろんな所から仕事くるよ、これは良いクルマも買えるしモテちゃうかもなぁ等々キラー誘い文句を並べられて渋々了承しつつ、モテたいなとは妄想する。

 

家でふとスマホで例の資格を調べると、合格率13%の文字に絶望してビールをプシュった。