[みんな正しいから面倒な事になる。]
会社なんぞやってると、浅い付き合いの人や初対面の人たら会食する機会に恵まれることも多くて、物凄く勉強になる人と全く理解が追いつかないファンタジーな人に会うことも多い。
ファンタジーおじさんの内訳は大体が人脈マンと絆マン。
人脈マンはとにかく自分の人脈の広さと人脈の肩書きにこだわる。
絆マンはとにかく地元の友達、先輩の大切さと仲間や地元の絆にこだわる。
話を要約すると、言わんとすることは分かる。
人との繋がりを大事にしましょうってことなんだけど、不思議と両者は混じり合わないことも多い。
視野が狭いとか世間が狭いとかの話では無いことにも話を聞いていくと、気づき始めてきた。
結論から言ってしまうと、どっちから多く仕事を貰ってるかってことなんだと思う。
人脈からお仕事貰う人は人脈を広げたり、大事にするし、地元の絆からお仕事貰う人は地元原理主義者になるのだ。
どっちも正しい。
ガンダムのように、地球連邦軍もジオンも信念があってやってることなので、どっちも大正義。
なかなかバランス取ることは難しいのだ。
独立してみると、仕事をくれると言っていた人がなしのつぶてで、仕事上でやりあった人が仕事くれたり、全く予想外のことも多い。
僕はバランスとってうまくやるぞーと意気込んでも思った通りに行くわけでもないだろうし、どちらかに傾くこともあるだろうなと。
ただそのことで人にアドバイスすることは求めらない限りは無いと思う。お金が儲かればなんでも良いんだもの基本。
とかくお金のことになるとみんなモジモジしたり、ペコペコすることも多い。
基本イーブンな立場で礼節さえ守っていれば良いのに、やたらお金の事なると卑屈になってしまう。
そんなことがあるから、おかしな現象も起きる。
お客様は神様や請負は請けた時点から負けだの、サービスして当たり前などなど。
受注した側からの申し出で行う事はサービスだけど、発注者がサービスや仕事が終わってから値段の再交渉なんてのは脅迫だと思う。
お金を儲けることやお金の事に関することを口にするのは憚れる風潮はあるけど、教育としても教えるべきだと思う。
ただでさえ色々な形で仕事は複雑化していくだろうし、期待のAIも補ってくれるだけなのだから。
何年か先が読めないくらいのスピードで世間は変わっていくから、この先は誰にも分からない。
そんな時代もあったよねと人脈マンとも絆マンとも楽しく乾杯したいなと思う。
時代も回るし、酔いも回る。
自分流になんとなく生きていけるように、令和はなって欲しい。